当ルームのカウンセリングは、一般的にイメージされる「話を聴くカウンセリング(トークセラピー)」を基本に、
自己理解の促進とIFS(内的家族システム療法)の考え方を取り入れ、「心の整理」 を大切にします。
🌿 まずは「苦しみ」を丁寧に理解するところから
たとえば、
「なぜ私は合わない人ほど気を遣ってしまうのだろう…」
「実家を離れたのに、逆に状態が悪くなってしまった…」
「考えても仕方ないと分かっているのに、昔のことを思い出して怒りが溢れてくる」
こうしたとき、自分の反応の背景が分からないままでは、
「自分がおかしいんだ」「自分が悪いんだ」と自己否定が深まりやすくなります。
当ルームでは、じっくりお話を伺いながら、
心理学的な見立てを交えて、ご自身の腑に落ちる形で心の整理と自己理解を進めていきます。
どんな感情も、心の内側で起きている大切なサインとして扱いながら、
ご自身のペースで整理を進めていきます。
🌿 「ただ話を聴くだけ」ではなく、理解を深める時間に
臨床の現場では、ときどき次のような声を耳にします。
「前のカウンセリングは、ただ話を聴くだけで何も返ってこなかった」
「傾聴だけはやめてほしい」
「話を聴いてもらうだけでは整理が進まない」
そう感じる方が多いことを目の当たりにしてきました。
当ルームでは、しっかりと話を聴きながらも、クライエントさんの状態やテーマに合わせて心理的な見解や知識をお伝えし、自己理解を深めるサポートを行います。
「自分の状態を理解すること」は、心理学的にも非常に重要とされています。
逆に、「なぜこんなに苦しいのか分からない」「原因が思い当たらないのにモヤモヤする」という状態は、さらなる混乱と苦しみを生むことがあります。
こうした「よく分からない苦しみ」を一緒に紐解き、言葉にならない心の動きを理解できるよう支援していきます。
🌱 心理学的観点から一緒に整理していく
例えば、
「人が多い場にいると、必要以上に愛想よく振る舞ってしまい、後でぐったり疲れてしまう」
という場合、
背景には「過剰適応」があるかもしれません。
幼少期から他者の機嫌に敏感に反応し、誰も傷つけないよう自分を抑えてでも明るく振る舞うスキルを身につけてきた可能性があります。
あるいは、「愛想よく振る舞う人たちが好きではないけれど、『酷いことをされているわけではないのだから嫌ってはいけない』と自分に言い聞かせてしまう」ケースもあります。
これは率直な感覚に強い自制が働き、本心と逆の行動をとることで、その場をなんとか保とうとしている状態といえます。
このように、複数の心理学的観点から一緒に考え、クライエントさんがご自身の心の動きや背景を理解できるよう伴走しながら、心の整理を進めていきます。
自分の心の動きを丁寧に見つめ、言葉にしながら、少しずつ本来の自分を取り戻していくプロセスを大切にしています。
📌 大切にしていること
ただ聴くだけでなく、心理学的な視点を交えて理解をサポートします。
「なぜ苦しいのか」を一緒に言葉にしていくことを大切にします。
IFS(内的家族システム療法)の考え方を取り入れながら、
ご自身の内側とやさしくつながるプロセスを大切にしています。
詳しくは「心理療法」のページをご参照ください。
🌱 よくあるご相談例
・人間関係(気を遣いすぎる/境界があいまい/疲れやすい)
・家族関係(過剰適応/親の機嫌に敏感/自己否定)
・トラウマ反応(感情があふれる・凍る/過去の記憶が繰り返される)
・自己理解(感情がわからない/思考が止まらない/自分を信じられない
⚖️ できること/できないこと
<できること>
・心理学的な見立て・理解のサポート
・自己理解・自己受容の促進
・感情・身体感覚の扱い方の練習
・関係性パターンの整理と調整
<できないこと>
・医療行為(診断・投薬など)
・緊急時の危機対応(主治医がいらっしゃる方はご希望があれば連携いたします)
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