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【第3回】自他境界と幼少期 ― 境界のあいまいさと「親の顔色を見る」習慣



誰かの不機嫌さにふれたとき、

「私のせいかな」と感じてしまったり、

自分と相手の気持ちがごちゃまぜになってしまう感覚はありませんか?


この背景には、「自他境界」という心理的な線の存在が関係しています。



自他境界があいまいになると


自他境界とは、簡単に言うと「人のことは人のこと」「自分のことは自分のこと」と分けるための心の線のようなものです。


この線がしっかりしていると、相手の感情を自分のものとして抱え込みすぎず、適度な距離感で関われます。


一方、この境界があいまいだと、相手の不機嫌さや怒りがそのまま自分の中に流れ込んでしまい、「自分が悪いのでは…?」と感じやすくなってしまうのです。


これは決して性格の弱さではなく、“自分を守るバリア”がうすい状態と言ったほうが近いかもしれません。


たとえると、自室の窓が全開で強風も気温もダイレクトに入ってくようなイメージになります。


そのような状態で人の強い感情が押し寄せてきたら、心が疲れてしまうのも当然ですよね。



幼少期に身についた「顔色を見る」習慣


こうした境界のあいまいさの背景には、幼いころの家庭環境が大きく関係していることがあります。


たとえば、親がいつも不機嫌だったり、気分の浮き沈みが激しかったりすると、子どもは「怒らせないように」「ご機嫌を取らなきゃ」と自然に学習していきます。


子どもにとって親は、絶対的に強い存在。生きるために親の機嫌をうかがうことは、生存戦略であります。


そして、その「親の不機嫌を察して先に動く」という習慣が身につくと、大人になっても学校や職場など別の場面で同じような反応をしていることがあります。


こうして、「相手の感情を自分のことのように受け取ってしまう」というパターンが、無意識のうちに形作られていくのです。


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🌿大切なところ

・自他境界があいまいだと、他人の感情が自分に入り込みやすい

・それは性格ではなく、心のバリアがうすい状態

・幼少期に「親の顔色を見る」習慣を身につけると、大人になっても同じ反応が続くことがある

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次回は、今回触れた「自分のせいかな」とグルグル考える思考について、紐解いていきます。





 
 
 

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