連載:どうして人の機嫌をとってしまうのか(全7回)
- clinical-psycholog2
- 10月6日
- 読了時間: 2分
更新日:10月14日
第1回 導入:なぜ人の不機嫌に強く揺さぶられるのか
職場や家庭、友人との関わりの中で、誰かが不機嫌そうにしているとき、
なんとなくソワソワして落ち着かなくなることはありませんか?
「私が何か悪いことをしたのかな…」と自分を責めてしまったり、場の空気を明るくしようと頑張ってしまったり。。
こうした反応に心当たりがある人は、実はとても多いんです。
不機嫌さや怒りといった“攻撃的な感情”は、明るさや優しさよりもずっと強く伝わってきます。
だから、誰かが不機嫌なときに不快な気持ちになったり、傷ついてしまうのはごく自然なことなのですよね。
特に、感受性が豊かな人ほどその影響を受けやすい傾向があります。
とはいえ、その影響が強すぎると、日常生活にも支障が出てしまうことがあります。
たとえば、
・よく知らない人のちょっとした不機嫌さでも深く落ち込んでしまう
・無理に場を盛り上げようとして、自分が疲れてしまう
といった具合です。
この連載では、そんな「他人の不機嫌さに過剰に反応してしまう心理」の背景を、少しずつ整理していきます。
そして、どうすればその影響に振り回され過ぎずに、自分の気持ちを守っていけるのかを、段階的に整理していきます。
🌿 大切なところ
・他人の不機嫌さに動揺するのは、誰にでも起こる自然なこと
・感受性が豊かな人は特に影響を受けやすい
・行動にまで影響が出てしまう場合は、その背景を理解することが大切
これからの連載で、心理的な背景と具体的な対処法を、少しずつ整理していきます
次回予告
「第2回」は、他者の不機嫌が与えるストレスの仕組み(感情の伝播と“得体の知れなさ”)を解説します。


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