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連載「我慢してきた自分に気づく」全9回

第1回 ― 我慢というテーマを見つめる ―


「我慢」や「忍耐」という言葉は、日本の文化の中で長く“美徳”として大切にされてきました。


けれど近年では、

「我慢しすぎないように」「もっと自分を大切にしていい」

といった言葉も耳にするようになりました。


どちらが正しいということではなく、私たちはいつもその間で揺れながら生きています。


この連載では、「我慢しすぎる」という現象を、

トラウマによって形づくられた行動のひとつとして見つめていきます。


「我慢する自分」を責めるのではなく、

「なぜ、そうせざるを得なかったのか」という視点から理解していけたらと思います。


日常の中で見過ごされがちな「我慢」


そこには、自分がどんなふうに感じ、どんな思いで生きてきたのかを知るための大切な手がかりが隠れています。


少しずつ、一緒に「我慢」というテーマを通して、心の仕組みをひも解いていきましょう。


🌿大切なところ

・我慢は、悪いものではなく文化や経験の中で育まれた反応。

・「我慢する自分」を責めず、その背景を見つめていくことが大切。

・我慢を通して、自分の心のあり方を理解するきっかけになる。


次回は、「機能不全家庭で育った場合の我慢との関連」について書いていきます。



 
 
 

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